本セミナーでは、⽔中ロボットの開発と利⽤の最先端で活躍している講師を招いて、その現状をわかりやすく説明します。
参加費は無料ですが、参加し、聴講するためには、事前に登録する必要があります。どなたでも参加できます。
※今年度は実施日が水中ロボットコンベンション in JAMSTEC 2022 競技会開催日と異なります。
- 日時: 7月23日(土) 13:00~
- 場所: オンライン(Zoomウェビナー)
- 登録: 下記のURLから登録してください。(必須)
定員に達した場合は、登録を終了いたします。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_9HmQ4IZYTa6CqDvfVzLjGA
【プログラム】
13:00-13:05: 開会の挨拶 巻俊宏
13:05-13:20: 今年度の水中ロボコンについて
山縣広和(東京大学)
13:20-13:25: 質疑応答
13:25-13:55: 海に光を、ロボットに冒険を! ―海中プラットフォーム技術の最前線―
巻俊宏(東京大学)
13:55-14:05: 質疑応答 & 休憩
14:05-14:35: 標準性能試験法とロボット・ドローンイノベーション
木村哲也 (長岡技術科学大学)
14:35-14:55: 質疑応答 & 休憩
14:55-15:25: 磯焼けを防止するウニ駆除ロボット
田原淳一郎 (東京海洋大学)
15:25-15:35: 質疑応答 & 閉会の挨拶
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海に光を、ロボットに冒険を! ―海中プラットフォーム技術の最前線―
東京大学 准教授 巻俊宏
何も見えず、高圧にさらされ、呼吸もできない。そんな厳しい海中世界では、人間の代わりにロボットが活躍しています。本発表では、いろいろな種類の海中ロボット、それぞれの特徴、海中ならではの課題について説明します。そして、当研究室において開発を進めている、AUV(自律型海中ロボット)を中心とする新たな海中プラットフォーム技術について紹介します。
参考HP http://makilab.iis.u-tokyo.ac.jp/
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長岡技術科学大学 教授 木村哲也
米国では国立標準技術研究所(NIST)が中心となり、標準性能試験法(STM)を用いてロボット・ドローンのイノベーションを推進している。STMは共通基盤性能を、簡易に再現性高く評価する手法であり、日本でも経済産業省の主催するロボット競技会 World Robot Summitで競技課題に用いられるなど、その利用が広まっています。本稿では、STMがロボット・ドローンイノベーションに果たす役割を説明し、水中ロボットへのSTMの応用について考察します。
World Robot Summitプレ大会インフラ・災害対応カテゴリー災害対応標準性能評価チャレンジの様子(2018年東京ビックサイト)
空中ドローン向けSTM評価会の様子(2022年Jヴィレッジ)
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東京海洋大学教授 田原淳一郎
藻場は小魚を育んだり、海中の二酸化炭素を吸収するなど、地球環境維持に重要な役割を担っています。しかし、最近ウニが繁殖して海藻を食べあらし、海が砂漠化する磯焼けが、各地で深刻化しています。震災があった東北地方でも、ウニの食害による磯焼けが問題になっています。
東京海洋大学では、水中ロボットを使ってウニを効率的に、簡単に駆除するシステムの開発に取り組んでいます。講演では、その仕組みや実際の海での実験の様子を紹介します。
ウニを駆除する水中ロボット